文字セット

清新明朝体:Big5

清新明朝体の
フォントデザイナー
紹介
蔡啟清

大同工学院工業設計学部 米国パデュー大学芸術学院院生

経歴:
大同会社視聴製品設計課課長
檸檬黃設計、美術指導
蔡啓清設計指導
崇右影藝科技大学視覚伝達設計系主任
大同工学院工業設計学部副教授
中華民国鼻汁設計協会理事

現在: 
崇右影藝科技大学視覚伝達設計系副教授
中華グラフィックデザイン協会監事
中華企業イメージ発展協会監事
蔡啓清設計株式会社設計顧問

デザインコンセプト

近年、明朝体の作り込まれすぎた文字の正確さと、過度な装飾は、文字本来が持つ意味や味わいを犠牲にしてしまっているように感じます。革新的でありながらも柔和で人文的な書体を生み出すことはデザイナーにとって基本であり、本書体は明朝体をベースとしながら宋体の要素も持たせることで、両者の特徴を併せ持った書体となっています。

木版印刷の硬さと、筆運びの柔らかさの両方を考慮し、横線の太さをやや太くすることで、横線と縦線のコントラストを程よく保ちました。
また筆の返しの部分では装飾的なうろこを抑えることで、宋朝体のスタイルを保ちながらも明朝体の特徴を失わないようにしています。横線はやや斜めにし、縦線は完全に直線にしないことで機械的な印象を抑え、さらに唐朝の欧陽詢体の筆法を参考に、一部のストロークを右に伸ばすことで文字間の横のつながりを強めています。
書体見本